2012年12月28日

カラコンサート『かけはし2012』

 12月2日にカラの恒例となっておりますコンサート『かけはし2012』が、多くのお客さまをお迎えして楽しく終了致しました。
 マリの人たちへのカラの支援をご理解してくださっている表れと理解し、事務局一同感謝いたしております。
当日は、いつものように暖かく上品な原田さんの歌に、心が豊かになった2時間でした。
多くの会員の方々からマリの政情をご心配戴きましたことにもお礼を申し上げます。今回はコンサートのスター4人をお写真でご紹介致します。
常連となっております伴奏の並木氏、中上氏に加え、今年はベーシストの菅井氏にもお願いしました。
「パリの空の下セーヌは流れる」の演奏から始まり、アンコールの「ラストダンスは私と」まで
お客さま・演者の方々が一体となった世界に吸い込まれるような時間でした。
出演者の方々、本当にありがとうございました。


左から 中上香代子氏(ピアノ)、菅井信行氏(ベース)、原田康子氏、並木健司氏(ギター)
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2012年10月12日

グローバルフェスタ@日比谷公園

10月6・7日 日比谷公園にてグローバルフェスタが開催されました。
6日は好天に恵まれ、「緑のサヘル」の事務局長の菅川氏と合同で、一日2回(2日間で計4回)ワークショップを開き「NGO支援からみえるもの」というテーマで、夫々の団体の支援についてお話をしました。
7日は朝から冷たい雨が降っていましたが、午後には青空が広がり訪れる方が増えました。

アフリカのとんぼ玉や彩色の美しい布に興味を持たれた人が私共のテントに足を止めて下さいました。
長い間支援をいただいている方が遠方から足を運んで下り、一緒にいらしたお孫さんの成長に驚き時間の流れを感じました。
これからの支援を申し出てくれた学生、社会人の方が相談をしに訪ねて来てくださったり、また他の団体の方々と情報交換をしたり実りのある2日間となりました。

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2012年10月06日

NGOの現場から〜マリ共和国農村支援の場合   @名古屋大学 9月21日

名古屋大学の学生さんたちを対象とした講演会を行いました。
学生さんの中に今後国際ボランティア、国連機関、国際研究機関で働きたいという希望者もおり、将来の進路を考える上での参考にしたいという事で、ボランティアという仕事の具体的な実態や、何故ボランティアなのか?
などをテーマに講演いたしました。
今回は2009年にカラのマリ現地を訪問したことのある、名古屋大学生命農学研究科の神山拓也さん主催によるものでした。
当日は益子のイベント中でもあったため、酷暑の中名古屋への日帰りという強行軍でしたが、学生さんたちから熱心な質問もあり、非常に有意義な時間であったと思いました。
参加者の中には、2日後に青年海外協力隊員としてベナンへ出発するという卒業生の女性もいました。
今回のような、若い方々へ何らかの手助けが出来るような講演を積極的に開催できれば、と思います。
posted by CARAブログ at 01:35| 講演会

土祭(ひじさい) 参加報告

土祭(ひじさい) 9月15日 〜 23日 主催:土祭り実行委員会にて展示とトークショーを行いました。

 今回初めて益子市の各所で開催された、土祭り2012住民プロジェクトのイベント企画「アフリカ マリの泥染めを知ろう」に参加しました。
益子在住NPO法人【MCAA】(理事長:鈴木 稔氏)は、益子在住の著名な陶芸家の集まりです。MCAA様の献身的なご協力により、想像以上の好評を得ることが出来ました。
期間は9月15日から23日までの9日間と、今までに経験のないような長期間でした。
会場は益子町の【6ギャラリー】という白壁の瀟洒なギャラリーで、壁面に展示されたマリの泥染めがとても美しく引き立っていました。
来訪者に生(なま)の西アフリカの人々の生活を感じていただけたようで、マリを訪ねてみたい!という方も多くいらっしゃいました。

 期間中の16・19日にトークショーを行ないました。
アフリカの歴史や人々の生活についてセネガル人のマンスール ジャーニュー氏が、カラ支援活動の経過と成果、そして日常に生きる泥染めについて、を代表の村上 一枝が、お話ししました。
19日のトークショーには藍染作家の日下田 正氏が参加してくださり、氏のご協力で泥染めのワークショップもおこなわれました。
また、16日にはハイビスカスジュースを参加者へもてなし、19日にはMCAAのメンバーにより何度も試行錯誤して完成したティガティゲ(有料)も振舞われました。
ティガティゲとは、ペースト状のピーナツを調味料に使用したソースで、野菜も入っていて、日本のシチューの様な料理です。
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2012年08月31日

現地マリ人スタッフの悩み

少し長い文章ですが、村の人たちの心の動きです。最後までお読みください。

チョット遅くなりませたが、先回(2011年12月→2012年3月)の渡航時に少し驚いたことがありました。
それは、昨年カラの現地を視察した方のご好意で建設されることになった、3カ村への産院の建設に関することです。
私がコニナ村に滞在中、スタッフが「3カ村に行って産院建設について説明をしてくれ」と言うのです。
今までこのようなことはなく、全てをスタッフのスマイラとケイタに任せて何の問題も無く過ごしてきました。

3カ村の筆頭に、キバ村(時としてキバン村と言われますが)を訪問しました。
5年前にカラが建設した識字教室に村長、長老、青年グループ代表そして女性グループ総計38人が部屋一杯に集まり説明会を開きました。
はじめに儀式的な長々とした時候の挨拶・家族一同の状況を尋ねることなど等の挨拶の後、本題の産院建設について私がフランス語で、横に並ぶアワがそれをバンバラ語に通訳して始めました。
スタッフ間の立場は、この村はケイタのテリトリーですので彼が仕切るのが通常ですが、保健、女性の仕事に関しては全てをアワが仕切っています。
私は、産院の開設について、産院建設の理由、カラが負担する事項(助産師育成費用と産院の建設資材の提供、建設技術者の派遣)、次いでこれに関する村側(人)の負担すべき事項について話しました。
そして、産院開設後は全て村の責任で運営管理すること、その為に村で委員会を設立し助産師の給料や以後の薬剤の購入についてもすべて村が配慮することです。
この事業は既に2011年の春に(助産師育成が始まる前)村民会議で説明し、村から納得と了解を得てからのスタートした事業です。
しかし、今回の私の説明が進むうちに緊急動議的な問題がありました。
それは村側、村長から「建設の土台となる土レンガを製造する職人が現在多忙である、そこを無理して頼むのだから、カラがその労務費を支払ってくれ」と言うのです。
私は「カラは建設や助産師育成に800万セーファーフラン(約130万円)も村のために使用しているので、その要請は聞けない、多額の資金をかけてキバ村の人たちを支援している、更に要求するとは何事か、このカラの支援に対して村はどのように答えるか?もし納得できないならばこれ以上の資金は出せないから事業は中止にする、産院を欲しい村は沢山ある」と答えました。

そうしたら村長が「5分待ってくれ、今相談するから」と言い、数人の男性と外に出て行きました。
数分もたたない内に戻ってきて、「分かった、カラの言うとおりにするから建設をしてくれ」と言うことになりました。
村長と数人が外に出て相談している間、多くの若者と女性グループが部屋に残っていましたが、彼らの考えは村長達の考えに反対でした。
特に女性たちは「村長の考えは良くない、自分たちで使うものだから自分たちも協力しなければいけない」と、はっきり口に出して言っていました。
なぜにこのような言葉が村長から出たのかと言うと、【土レンガ製造に携わる人へ労務費が出ているはずである、しかし村にいるカラの現地スタッフのアワやケイタがネコババして村へ渡してくれないのだろう】という邪推があり、現地スタッフの説明では信用してくれないと言い、スタッフたちは怒っているのです。
その為に予定では既に終了しているはずの土レンガ製造がまだ始まっていなかったのです。
私の20年過ぎた経験でも、はじめて聞いたことでした。

このキバ村での説明後、その足で4km離れたママブグー村へ同様な説明に行きました。
そうしたら、またこの村でもカラスタッフ間と村人との間に問題が起きていました。
ママブグー村での問題は、「土レンガ製造ではなくセメントレンガの製造にしてくれ」と言う内容です。
理由は「セメントレンガは土レンガよりも清潔だから」と言うのです。
しかしこれが本当の理由ではないのです。真の理由は一部のキバ村人と同様に、日本からはきっとセメントレンガ製造の費用が来ているのに、現地スタッフがそれをネコババして、費用のかからない土レンガを製造させているのではないか?という、これも邪推です。
よく話し合って説明を終えました。
もう1カ所のコニナブグー村では、カラが以前に指示した通りに建設準備を進めていましたから問題はありませんでした。

その後宿舎へ帰り、食事をしながらスタッフは部族が違うといえ同じマリ人、同じ国民でありながら、彼らとの付き合いは非常に難しく、身に覚えの無い誤解を受けて怒り心頭でした。

3カ村を廻って3カ村の顔を見てきました。でも一昨年産院を建設したヌムブグ村でも同様な問題があったということでした。
村人はやはりセメントレンガの費用で土レンガを作らせているとスタッフたちを誤解していたと言うのです。
しかしそこへ、ある日私が行き、土レンガやそれを使用しての建設を写真に写しているので、「これは正しかった」という風に誤解が解けたそうです。

長い間マリにいても、なかなか外国人の私たちの耳に入ってくることは多くはありません。
特に、何か支援すると「うれしい」「ありがたい」と言う言葉を言ってくれます。
確かにこれも真実でしょうが、その裏に隠されたことも知ることも必要ではないでしょうか?
そうではないと適切な支援にならない様に思います。

次回は、十数年前に実際に経験したことをお話いたします。  (分責:村上)
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posted by CARAブログ at 01:32| 代表村上より